「病院では異常なし」なのに不調が続くのはなぜ?
「検査では異常なしと言われたのに、体がつらい…」
そんな経験はありませんか?
頭痛や肩こり、だるさ、眠れない、気分の落ち込みなど。
病院の検査では異常が見つからないのに、体や心が重い状態が続く。
実はこれ、「自律神経の乱れ」が関係していることが多いのです。
検査で異常が見つからないのに体がつらい理由
私たちの体は、日々のストレス、睡眠不足、食事の乱れ、気温や気圧の変化など、目に見えない多くの刺激を受けながら働いています。
血液検査やCT・MRIなどの画像検査で「異常なし」と言われても、体がだるい・頭が重い・眠れないといったつらさを感じるのは、「自律神経」という目に見えない働きが乱れている可能性があります。
自律神経は、心臓・血管・消化器などを自動的に調整し、生命を支える大切な神経です。
この神経のバランスが崩れると、臓器や筋肉の働きが低下し、検査では異常が出ないにもかかわらず「機能面での不調」が現れます。
特に、ストレスや環境の変化に敏感な方は、自律神経が乱れやすく、疲労や不安、冷え、だるさといった症状を感じやすくなります。
近年では、厚生労働省の調査でも「明確な病気がないのに体調不良を感じる人」が増えていることが報告されています(出典:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康づくり)。
このような背景を理解することで、「検査で異常がない=健康」とは限らないことが分かります。
体の機能バランスを整えるためには、神経・血流・筋肉といった“全身の連携”を見直すことが大切です。
自律神経の乱れが引き起こす主な症状とは
自律神経が乱れると、体と心の両方にさまざまなサインが現れます。代表的な症状には以下のようなものがあります。
- 朝起きても疲れが取れない
- 頭が重い、めまいがする
- 胃の調子が悪い
- 寝つきが悪く、夜中に目が覚める
- 手足が冷える、動悸がする
これらの症状は、交感神経(活動モード)と副交感神経(休息モード)の切り替えがうまくいかないことで起こります。
例えば、仕事や人間関係で強い緊張が続くと交感神経が優位になり、夜になっても体がリラックスできず、眠れなくなります。
一方で、副交感神経が低下すると内臓の働きが鈍り、胃腸トラブルや便秘が起きやすくなります。
こうした“なんとなく不調”が長期間続くと、気持ちまで沈みがちになり、慢性的な疲労感やうつ状態に移行するケースも少なくありません。
症状が軽いうちに、生活習慣の見直しや整体などで体のバランスを整えることが大切です。
40代女性に多い“なんとなく不調”の背景
40代に入ると、女性の体には大きな変化が訪れます。
ホルモンバランスの変動、更年期の入り口、仕事や家庭の両立によるストレスなど、複数の要因が重なりやすい時期です。
特に女性ホルモン(エストロゲン)は、自律神経の働きと密接に関わっており、その分泌量が減少すると自律神経のバランスが崩れやすくなります。
また、「家族を優先して自分のケアを後回しにする」「責任感が強く休むのが苦手」といった性格傾向も、自律神経の乱れを助長します。
こうした背景から、40代女性は“見えない疲労”を抱え込みやすく、頭痛・不眠・肩こり・情緒不安定といった症状が出やすいのです。
自分を責めたり、「年齢のせい」とあきらめたりする必要はありません。
体の変化を正しく理解し、整える方法を知ることで、快適に過ごすことができます。
自律神経とは何をしている神経なのか
自律神経は、脳と全身をつなぐ「生命活動の司令塔」です。
呼吸、血圧、体温、心拍、消化、発汗など、私たちが意識しなくても行われているすべての働きを自動で調整しています。
この自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、
- 交感神経:日中に活発になり、体を動かすモードにする
- 副交感神経:夜間や休息時に優位になり、体を修復・回復させる
という役割を持っています。
このバランスが取れていると、体調は安定し、睡眠・食欲・集中力も自然に保たれます。
逆に、どちらかが長時間優位になると体のリズムが崩れ、心身の不調が出やすくなります。
ストレス・ホルモンバランス・生活リズムが与える影響
ストレスは、自律神経に最も大きな負担をかける要因の一つです。
仕事や家庭のプレッシャー、睡眠不足、不規則な生活、さらにはスマートフォンやパソコンによる情報過多も神経を刺激し続けます。
特に、ストレスによって「交感神経」が過剰に働くと、筋肉の緊張・血流の悪化・内臓機能の低下などが連鎖的に起こります。
また、ホルモンバランスの乱れも自律神経の働きを妨げます。
女性ホルモン(エストロゲン)は神経の安定に関係しており、閉経前後の変動期には自律神経が乱れやすくなります。
さらに、夜更かしや朝食抜きなどの生活リズムの乱れも、体内時計を狂わせる原因になります。
日光を浴びる・規則正しく眠る・適度に体を動かすといった基本的な生活が、実は神経バランスの要です。
札幌の気候や環境も関係している?
札幌のような寒冷地では、気候の影響によって自律神経が乱れやすい傾向があります。
冬は日照時間が短く、気温の寒暖差が激しいため、体温調整を担う自律神経が過剰に働いてしまうのです。
特に、朝晩の冷え込みや急な天候変化は、体にストレスを与えやすく、血流や代謝の低下にもつながります。
また、冬季の運動不足や屋内生活の増加も、心身のバランスを崩す一因です。
外出が減ることで日光を浴びる時間が減り、セロトニン(心の安定に関わる神経物質)の分泌が低下します。
これにより、気分の落ち込みや睡眠リズムの乱れを感じる人も少なくありません。
北海道という環境特性を理解し、季節ごとの体の変化に合わせたケアを行うことが、自律神経を整えるために大切です。
整体でできる「自律神経ケア」とは
整体で自律神経にアプローチする仕組み
整体では、筋肉の緊張や関節の動きを丁寧に観察し、体全体のバランスを整えることで自律神経の働きをサポートします。
例えば、首や背中まわりの筋肉が固くなると、そこを通る神経や血流が圧迫され、交感神経が過剰に興奮します。
この状態が続くと、常に「緊張モード」の体になり、疲れが抜けにくくなってしまいます。
整体の施術では、強く押したり骨を鳴らすような刺激ではなく、体の反応を見ながらゆっくりと緊張を解きほぐしていきます。
そうすることで、神経伝達がスムーズになり、呼吸が深くなり、体温・血圧・心拍などのリズムが整っていきます。
日本自律神経学会の報告でも、身体への適切な触刺激が副交感神経の働きを高めることが確認されています(出典:日本自律神経学会 学術誌「自律神経」)。
マッサージやリラクゼーションとの違い
一般的なマッサージやリラクゼーションは、「その場の気持ちよさ」や「筋肉の一時的な緩和」を目的としています。
一方、整体の目的は「体全体のバランスを整えて、不調を繰り返さない体をつくる」ことにあります。
整体では、筋肉だけでなく骨格・関節・姿勢・神経の状態を総合的に見て施術を行うため、原因を根本から取り除くことを目指します。
そのため、慢性的な疲労や不眠、ストレス性の症状にも効果的なケースが多いのです。
また、リラクゼーションでは触れない“内臓の動き”や“呼吸の深さ”にもアプローチする整体法もあります。
こうした総合的な調整により、神経と血流の両面から体が整っていきます。
自律神経が整うと体がどう変わる?
整体で自律神経が整うと、体と心の両面に多くの変化が現れます。代表的な変化を以下にまとめます。
- 呼吸が深くなる
- 朝スッキリ目覚められる
- 冷えや頭痛が減る
- 気分が安定してイライラしにくくなる
これらは、交感神経と副交感神経のバランスが改善され、血流やホルモン分泌が正常化した結果です。
副交感神経がしっかり働くと、睡眠中に体の修復が進み、免疫力や代謝機能の回復も促されます。
結果として、「休める体」「整う体」になり、季節の変化やストレスに強くなっていきます。
このように、整体による自律神経のケアは、一時的なリラックスではなく、体の土台そのものを整える健康法なのです。
札幌で整体を受けるならここに注目!
札幌市内には多くの整体院がありますが、「どこを選べばいいのかわからない」という声もよく聞かれます。
自律神経ケアを目的とする場合は、技術だけでなく“知識と信頼性”が重要です。
体の状態を丁寧に説明してくれ、無理のない施術計画を立ててくれる整体院を選ぶことが大切です。
また、通いやすい立地や清潔な空間も長く通う上でのポイントになります。
心が落ち着く雰囲気の中でリラックスできることも、自律神経を整えるうえで大切な要素です。
自律神経ケアが得意な整体院を選ぶポイント
- 自律神経に関する知識や経験がある
- 痛みのない、優しい施術をしてくれる
- 生活習慣やセルフケアのアドバイスがある
これらの条件を満たす整体院は、体の状態を「部分的に見る」のではなく、「全体として整える」考え方を持っています。
施術だけでなく、食事・姿勢・呼吸・睡眠といった日常面へのアドバイスを行ってくれる院は信頼できます。
また、初回のカウンセリングで質問を丁寧に受け止めてくれるかも重要な判断基準です。
自分の体を任せる相手だからこそ、安心して相談できる相性の良さを大切にしましょう。
実際の施術の流れと時間・料金の目安
初回はカウンセリングで体の状態や生活習慣を丁寧に確認します。
不調の背景には、筋肉の緊張や姿勢のクセ、ストレスなど複数の要因が重なっていることが多いため、施術前に原因を正確に把握することが重要です。
施術は1回あたり30〜60分程度が一般的です。
骨を鳴らすような強い刺激は使わず、筋肉と関節を優しく整える手技で体の反応を見ながら行います。
料金の相場は札幌市内で4,000〜8,000円前後が目安で、週1〜2回から始めて、体が安定してきたら月1回のメンテナンスに移行するケースが多いです。
「無理なく続けられるペースでケアを行う」ことが、長期的に体を整える鍵になります。
口コミ・評判から見る「信頼できる整体院」の特徴
口コミを見る際は、「施術の効果」だけでなく「対応や説明の丁寧さ」にも注目しましょう。
「施術後に体が軽くなった」「眠りが深くなった」「不安が減った」といった感想が多い整体院は、体だけでなく心にも配慮した施術を行っている可能性が高いです。
また、リピーターの多い院は信頼性が高い傾向にあります。
自分でできる!整体効果を高めるセルフケア
整体の効果を長持ちさせるには、日常生活でのセルフケアが欠かせません。
自律神経は環境や生活リズムに敏感なため、「整える時間」を意識的に作ることが大切です。
特に呼吸・姿勢・睡眠の3つを整えるだけで、体の回復力は大きく変わります。
呼吸法・姿勢・睡眠で整える自律神経
深呼吸をゆっくり行うことで、副交感神経が働き、体の緊張が和らぎます。
1日数回、5秒かけて吸い、7秒かけて吐く「ゆったり呼吸」を意識するだけでも効果的です。
また、猫背や前かがみの姿勢は呼吸を浅くし、神経バランスを乱します。
背筋を伸ばし、肩の力を抜いて座ることで、呼吸が深くなり血流も改善します。
寝る前のスマホ利用を控え、就寝1時間前には照明を落とすなど、「眠る準備の時間」を設けることもポイントです。
睡眠環境を整えることは、自律神経を安定させる最も基本的なケアの一つです。
日常で避けたい「自律神経を乱す習慣」
- 夜更かし
- カフェインやお酒の摂りすぎ
- ずっと同じ姿勢での作業
これらの習慣は交感神経を過剰に刺激し、体を「常に戦闘モード」にしてしまいます。
とくにカフェインは摂取後6時間以上体に残るため、午後以降は控えるのがおすすめです。
小さな習慣の積み重ねが、体を回復しやすい方向へ導きます。
「完璧を目指さず、少しずつ変えること」が継続のコツです。
整体+セルフケアで“戻らない体”を作る
整体で整えた体を、日常のセルフケアで支える。
この組み合わせこそが、再び不調に戻らないための最も効果的な方法です。
整体によって神経・筋肉・姿勢が整うと、体は「良い状態」を覚えます。
そこに生活リズム・呼吸・睡眠を整えるセルフケアを加えることで、その状態を長く維持できます。
結果として、気候やストレスに左右されにくい「しなやかな体と心」が育ちます。
自分の体を知り、整える力を高めていくことが、真の意味での“健康”への近道です。
まとめ:自律神経の乱れは整体で整えられる
「病院では異常なし」と言われても、体がつらいのは気のせいではありません。
それは、自律神経のバランスが崩れているサインかもしれません。
整体で体を整えることで、血流や神経の流れがスムーズになり、自然と体が回復する力が戻ってきます。
体が整えば、心も軽くなります。
つらさを我慢せず、ぜひ一度、自律神経にアプローチする整体を体験してみてください。
「本来の自分」に戻るきっかけになるかもしれません。
佐々木 憲司
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