体に痛みのある場所があれば、当然痛い場所に意識がいくものですよね。
しかし、痛い場所に注目してしまうと、反対に痛みが増してしまうこともあります。
今回は、痛みと意識についてのお話です。

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痛みが増してしまう行動とは
例えば「腰が痛い」としましょう。
腰が痛い人は、腰の痛みに注目したまま行動します。
はじめは意識しているだけなので、腰をより痛めないように気をつけているはずです。
しかし、腰への負担が急激に増えるなどのアクシデントが起きた時、腰に対する意識が過敏になり、腰(痛い場所)を触りはじめます。
実はこの痛いところを触る行為が、痛みを強くしてしまう行動でもあるのです。
ではなぜ、痛いところを触ると痛みが増すのでしょうか。
痛みを強くしてしまう「触る」行為
痛み自体に意識がある時、痛い場所を触ることで、より正確に痛い場所に意識が向いてしまうことは理解できるのではないでしょうか。
ということは「痛い場所=腰」との認識が脳内で確定し、より痛みを強めてしまうのです。
ですので、出来る限り痛い場所を触る行為は避けたほうが無難ですね。
痛みに注目して生活することもNG
痛い場所を触る行為は、痛みを強めることは理解できたかと思います。
もう一点、痛みに注目して生活することも、実はNGなのですよ。
治療家として仕事をしていますが、ずっと痛みを意識して生活してきた方と、痛みはあれども「回復するんだ!」という意識を強くお持ちの方とでは、回復の度合いがまったく変わるのです。
痛みが治らない人の潜在意識は、常に「痛い」に注目されています。
ということは、施術で痛みを緩和させても、次の痛いところ探しをしてしまいます。
ですので、一箇所を施術で回復させても、また次の痛みを探して、その痛みに意識を向けることを繰り返すのです。
ずっと痛みに注目し続けているわけですから、いつまで経っても回復しないのです。
意識を「回復」に向けてみる
もう答えはおわかりかと思いますが、痛みへの意識づけは痛みを増すんだということは、その反対の「回復」に意識を向けることで、回復を早めるのです。
出来るなら「回復する!」と決めてください。
人は心で決めたことを前提として動きはじめます。
「回復」を前提として動いてもらったほうが早期回復するこということです。
まとめ
意識の向け方ひとつで全く別な方向性に向かうことがおわかりいただけましたか。
心と体は繋がっています。
繋がりを活かすことで、体の痛みに対しても早期回復をすることが可能となるのです。
ファミリア整体院では、お一人お一人の心と体の両面から施術していきます。
人はそれぞれ正確も体の状態も違いますので、完全オーダーメイドで、今の心身の状態に合わせて施術していくのがファミリア整体院流です。
もしご興味ありましたら、ご相談くださいね。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。

佐々木 憲司

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