【心身相関】精神的な抑圧が体の痛みに与える影響とその理由

心身相関ってご存知ですか?

ちょっと聞き慣れない言葉かも知れませんよね。

心身相関とは、精神的ストレスが身体的な症状を引き起こす現象のことであり、医学的に認められた現象です。

精神的な抑圧が体の痛みに影響する理由には、いくつかの要因があります。

今回は、心身相関の理論やその要因について紐解いてみますね。

Contents

ストレスと自律神経の関係

まず第一に、ストレスによる自律神経の乱れが考えられます。

自律神経は、体内の自動調節機能を司る神経で、交感神経と副交感神経に分かれています。

交感神経は、ストレスに反応して活発になり、心拍数や血圧が上昇するなど、身体を興奮させます。

一方、副交感神経は、リラックスや休息時に優位になる神経で、身体をリフレッシュさせてくれます。

精神的なストレスが長期化すると、交感神経が優位になり、副交感神経の働きが弱まります。その結果、身体の機能が乱れ、痛みや不快感を引き起こすことがあります。

ストレスと免疫低下の関係

次に、ストレスによる免疫機能の低下が考えられます。

ストレスは、免疫機能を低下させることが知られています。

免疫機能は、体内の異物や異常細胞を排除する重要な役割を担っていますが、ストレスによってこの機能が低下すると、病気にかかりやすくなるだけでなく、痛みや不快感を引き起こすことがあります。

また、ストレスによって発生するストレスホルモン(コルチゾールなど)は、免疫細胞に直接的に影響を与え、免疫機能を低下させると考えられています。

ストレスと筋肉・神経の関係

さらに、精神的なストレスが筋肉や神経に影響を与えることもあります。

ストレスは、筋肉や神経に直接的な影響を与え、こころの不調を身体的な症状として表すことがあります。

たとえば、ストレスによって筋肉が緊張することがあり、痛みやこわばりを引き起こすことがあります。

また、神経にも影響を与え、神経痛や頭痛、めまいなどの症状を引き起こすことがあります。

ストレスと精神的な抑圧の関係

最後に、精神的な抑圧が心理的なストレスを引き起こし、それが身体的な症状につながるという要因があります。

心理的なストレスは、心の中に溜まった感情や不安が原因となり、身体的な症状を引き起こすことがあります。

たとえば、ストレスや不安が原因で、頭痛や腹痛、胃腸の不調が生じることがあります。

以上のように、精神的な抑圧が体の痛みに影響する理由は、複数の要因が重なっています。

自律神経の乱れや免疫機能の低下、筋肉や神経への影響、心理的なストレスなどが原因となり、身体的な症状が現れることがあります。

まとめ

心身相関には、ストレスに対する対処法や治療法があります。

ファミリア整体院では、ストレスを軽減するために2つの施術法を行います。

1.抑圧からの解放

2.七道清通(しちどうせいつう):エネルギー療法

施術と心理療法をかけ合わせた2つの施術によって、精神的な抑圧やストレスを解消することができます。

医療機関では、心療内科や心身医学科などが設置されており、心身相関の治療を受けることができますが、症状の軽い段階では整体も有効な手段であると考えます。

心身相関は、精神的な健康と身体的な健康が密接に関連していることを示しています。

ストレスや精神的な抑圧が体の痛みに影響することは、私たちが健康的で幸福な生活を送るために理解する必要があることですので、放置したり甘く見ないことが肝心です。

なかなか抜けないストレスや精神的な抑圧を感じていたら、ぜひご相談くださいね。

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佐々木 憲司

ファミリア整体院の院長。柔道整復師。治療家28年目。回復を実感できる整体と解りやすい説明は定評あり。メンタル由来の不調改善も得意とする。よさこいチームトレーナ10年・ミスコン審査員・TV・メディアにも出演。治療家向けの技術講師としても活躍中。